Walsh Tramが走る街 Baysakatsuka
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作者が作ったスライド動画と、作者へのインタビュー動画で作品の魅力に迫ります!
Web展示会ならではの新しい試み、どうぞご覧ください。
この作品が掲載された【月刊「地理」3月号】も、ぜひ合わせてご覧ください!!
「Walsh Tram スライド」
pukekoさん「zoom飲みしてたら閃きました。ジオラマをつまみに座談会」2020/05/22収録
直樹のなるほど・ザ・ワード
「四季と人生を重ね合わせた欲張りな作品」
「あちこちで小ネタを含めているところがお気に入り」
pukekoさん、ありがとうございました!
【01】作品名について
Q: トラムと街の名前の由来について
A: 南半球出身の夫のファミリーネームをトラムにつけました。
街の名は、夫と自分の出身地の名前を組み合わせて、無国籍な響きにしました。
春夏秋冬と人生を重ね合わせた我ながら欲張りな構成で
家族を投影したフィギュアや、
自分とつながりが深いものをちりばめています。
Q: 小さなサイズに四季と人生を重ね合わせるという欲張りな構成になったのは?
A: そもそも一足早く作り始めた方(ははAさん)が、
息子さんのために鉄道ジオラマを制作されるというところから始まっていまして。
私も何か作りたいなと思ったときに、せっかく家族から時間をもらって作るのだから、
家族のために、家族に喜ばれるものを作りたいと思いました。
野中先生に見せていただいたトラムの車体のかわいらしさに心惹かれて、
このトラムがぐるぐる走る街をイメージしたときに、
出産や肉親との別れを経験した自分のなかに、
人生と四季を結びつけるような考えが育っていて、
トラムと四季の循環が自然とマッチしたのだと思います。
【02】 春の場面
Q: 春の植生について
A: 一人ではなく一緒に作っている人たちがいたので、
一人だと使い切れない材料を分け合えるのが良かったです。
kino-meさんから分けていただいた猫じゃらしも使っています。
【03】 夏の場面、フキダシ、ストーリー仕立てについて
Q: このシーンのモチーフは?
A: これは夏の広場で、カップルが待ち合わせに失敗している設定です。
実際にこんなことがあったわけではないのですが、
娘が成長したら、こういうすれ違いもあるだろうなと妄想して。
本人からは否定されていますが(笑)
待ち合わせ場所の看板には、
息子が保育園で描いた家族の絵を登場させました。
フキダシはスライドショーにするときに足したものですが、
物言わぬフィギュアが実はこんなことを考えているというのを
語らせることができて楽しかったです。
【04】結婚式の場面
Q: 実際にお子さんの絵を使ったところもあれば、想像したところもあると。
この結婚式は実際の?
A: ここは自分たちを登場させました。
ちょうど実際に挙式した教会に雰囲気が似た模型だったので、うれしかったです。
今思い出してみると、これが初めて作った建物です。
パーツを切り出すと、くしゃみ一つで飛んでしまいそうで、ヒヤヒヤしました。
初めてハズキルーペのお世話になりました。
【Q5】
Q: これは制作風景ですね。
A: はい。
レールを敷いて、電車が走ると大喜び、
建物に電球を入れて、電気がつくと、また大喜びみたいな。
初心者なので、喜びの沸点が低いです。
春夏秋冬分けるという構想はあっても、
完成形をしっかりイメージできていたわけではなかったです。
先生や同じ場所で作っている人たちとのおしゃべりなどから、
どんどん発展していって、作っていったらこうなったという感じです。
最初から、こういうシーンを作りたいと思って作った場面もあれば、
フィギュアを見て、こんな風に使いたいなと閃いた場面もあります。
ジオラマの材料って、見ていてときめくんですよね ♪
Q: 特にお気に入りポイントは?
A: 春の場面に出てくる謎の人物や、秋の場面に出てくるクマ、
冬の本物サンタクロースが偽サンタクロースを見下ろしているところなど、
あちこちで小ネタを含めているところです。
【Web展示会】ジオラマの世界
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作家名 | pukekoさん |
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データ | スケール:1/150 サイズ:36×30.5×12cm |