7月のジオラマ 「蛍の棲む温泉街」
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初夏の温泉街の灯点し頃には様々な人間模様があります。
川に架かる赤い太鼓橋の上で無言で佇む男女、川沿いの散歩道で「ついに浮気の現場を見つけたわよ、バシッ!(ビンタの音)」、遊戯場の前で「よくもわいの女に手を出してくれたな、謝らんかい!」、公園広場で「君、男湯を盗撮してどうするつもりかね!」。
そんな儚い人間たちの営みを余所にホタルたちは太古の時代からの神秘的な光を明滅させています。
「ところでPaul Landryさんに質問があります。温泉が流れ込むような川に蛍が棲めるのですか?」
「大丈夫じゃよ、なにせ温泉が流れこんでもへいきぼたる(平家蛍)じゃからのぉ」
「。。。」
作家名 | Paul Landryさん |
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データ | スケール:N サイズ:60×21cm |
個展 | Paul Landryさんの個展ページ |