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1/87の模型をハイペースで作っていたら、目が疲れたせいか約１年半何も製作する気が起きませんでした。なので今回はスランプ脱出（？）を目指して少し大きな1/43スケールでジオラマをつくりました。
1958年5月18日、ベルギーのスパ・フランコルシャンサーキットで行われたスポーツカーレース『Spa Grand Prix』、隻腕の名手アーチー・スコットブラウンがドライブするワークスリスタージャガー(16)に立ちはだかるのは、エキュリーエコスレーシングチームがエントリーした同じリスタージャガー(17)・・・それを駆るのは米国人のマステン・グレゴリーです。
２台は最初からデッドヒートを繰り広げ、ポール・フレールやキャロル・シェルビーのアストンマーチンDBR2を寄せ付けず、ジム・クラークのジャガーDタイプを周回遅れにしそうな勢い・・・
そして悲劇は起こり、スコットブラウンのゼッケン16番は雨に濡れた路面でスリップしてコースアウト、炎上。ハンディキャップを背負った稀代の名手は翌日死去することとなったのでした。
ジオラマは、そんな2台が激しいトップ争いを繰り広げた序盤の光景を当時の白黒映像などを参考に広告看板なども正確に再現しています。

作家名	E49FXNさん
データ	スケール：1/43 サイズ：A4サイズ
個展	E49FXNさんの個展ページ