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ツーリング途中の不意の雨。
「ありゃ～、カッパ着なくちゃ。」 ・・わぉ、バス停があった！良かった！
ん !? 先客か。・・・ ハラ減ってそうだな。　「ゴメンな、今何も持ってないんだよ。」

●モーターサイクルは、カワサキの 'W1S' と言うモデルです。（１９６８年）
昔々、”メグロ” という大型モーターサイクルメーカーがありました。後にカワサキが吸収合併。
元はと言えば、英国・BSA社のシューティングスターというモデルがあり、これを範にして「メグロ・K２」というモデルがあり、これをベースとして性能向上も図られて'カワサキ・W１' が誕生します。
その後W１S、W１SA、W３と相応の進化があったものの時代の流れには抗えず一旦市場からは姿を消します。

●”ツーリング途中の雨”・・ライダーあるある、の典型でしょうか。運良くカッパを着込める場所があればいいのですが、大体はびしょぬれになってしまいます。
また、昔のカッパ（レインウェア、などと言うシャレた代物ではない）はゴム引き。ゴワゴワで中にこもった湿気は外に出て行きません。その割に雨は浸入。パンツまでしっとり濡れます。
「カッパを着込めば気分も新たに！」・・というより達観の境地でしょうか。文句を言う先もないので、淡々と先を目指します。

そんなシーンを形にしてみました。

カメラと作品の間に「カッターで線をケガいた透明板」を置いて、雨の感じを強調。
（「ちょっと大雨っぽいかな？」とは思いますが）

作家名	安藤弘之さん
データ	スケール：ノンスケール サイズ：55ミリ（バイク全長
個展	安藤弘之さんの個展ページ