「庚申塚のたぬき」(268)

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90ミリキューブの続編

今回は「庚申塚のたぬき」(268)です

街灯のまだ少なかった昭和のはじめ頃 庚申塚にたぬきが出ると噂が広がり
人びとは化かされまいと話し合っていた。

ここにも庚申塚があり、よりによって「たぬき」という名の居酒屋がある
店先にはたぬきの置物があり
何と本物のたぬきが頭に葉っぱを乗せなにやら呪文を唱えている。

物陰から逆毛立ち唸る猫
客は何も知らずに盃を煽っている

そう言えば、さかつうのある巣鴨の近くにも庚申塚があったと思う
店員の一人や二人もしかしたら・・・


2個のLEDが点灯

通算268作品

作家名 太郎さん
データ スケール:ノンスケール
サイズ:90ミリキューブ
個展 太郎さんの個展ページ

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